【キャッシュレスウェディングへの道のり】
先日スマホサイトをぼーっと眺めていたらこんな記事が。
結婚式の招待状をWEBのみにして、ご祝儀もクレカ決済できるようにキャッシュレス化
そうそう。
先日の「御祝儀制度の崩壊」と併せて。
“PARTY UP!”Wedding Produce はキャッシュレスウェディングにも絶賛取り組んでいるのでした。
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結婚式場やプロデュース会社により新郎新婦様のお支払タイミングはそれぞれ。
中には「全額前払い」なんてなかなか厳しい条件を突きつけてくる式場もありますが。
弊社は至って良心的です笑
①基本プロデュース料金(32,400円)
→御契約時に新郎新婦様より。振込or現金支払い
②ゲスト会費(15,000円or7,000円)※1.5次会or二次会
→当日ゲストの皆様より。現金
③アイテム料等その他会費不足分(ドレス代等)
→パーティ後新郎新婦様より。後日振込
の3つのタイミングでお支払いを頂戴しています。
さて。
その中でキャッシュレス化することにより「新郎新婦」「ゲスト」皆さんが大幅に“楽になる”のがやはり会費です。
(弊社のパーティは基本会費制なので今回はその流れで話を進めます)
ゲスト会費をキャッシュレス化することによって、
・ゲストはわざわざピン札を用意しなくても良い!
・御祝儀袋も必要ない!(会費制の場合はハナから不要ですが)
・パーティ後の煩わしい銭勘定をカット!
・御祝儀泥棒等のトラブルも回避!
などなど。メリットしか無いんですよね。
超えるべき壁は「世代」と「会場」。
この二点について少し説明します。
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まずは世代論。
結婚式を挙げようとする新郎新婦の親や親族世代は50-60代がメイン。
良くも悪くも“かくあるべき論”を根強く持っている世代です。
御祝儀袋をしっかり用意して。
下手でもいいから丁寧に署名をして。
当日は袱紗に包んで。
受付で「おめでとうございます」と御祝儀を渡す。
この一連のセオリーを踏まないと「結婚式に参加した気にならない」方々なんです笑
「下らない、時代錯誤だ」と切り捨ててしまえばそれまで。
とはいえ、過去を生きてきた皆さんにとって“郷愁”というのは非常に大切な要素。
一概に無下にも出来ません。
勿論、高齢者にスマホ決済やアプリの利用を求めること 自体にも高いハードルが待ち受けています。
つまりしばらくは「全面キャッシュレス化」ではなく、“現金orキャッシュレス”の両張りでの対応が求められていくと思います。
そこから徐々に全面キャッシュレスへと移行していくのです。
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そしてもう一つは式場(会場)。
とかく冠婚葬祭業界の体質は昭和ノスタルジー。
未だに現金決済、半金半手のような風潮が根強く残っています。
我々が会場として使用させて頂くことの多いレストラン(飲食業界)も、やはりメインは現金商売。
カードの手数料や後日入金のようなスタイルを嫌がるところも数多くあるのです。
元々飲食業がメインだった僕にとっても、慣れ親しんだ現金会計が少なくなってカード決済が増え、
その都度3-5%の手数料が目減りしていたことはこの6年でも実感しています。
しかし、キャッシュレスになることによって手数料分をはるかにしのぐメリットがあるのです。
一つは防犯。
多額の現金を店舗に置いておくのは常にリスクが伴います
もう一つは人件費。
毎日のレジ締め作業やお釣りの両替。それに掛ける時間と労力も馬鹿になりません。
しかし、「前日の売上を持って翌朝市場に仕入に行く」ような商売が未だに根強いのもこの飲食業界。
キャッシュレス化への道のりはそれなりに遠いと感じています。
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つまり上記二点の障壁さえクリアできれば、ゲスト会費(御祝儀)のキャッシュレス化は可能になります。
(=弊社の場合は新郎新婦はもう既にキャッシュレスOKなので全面キャッシュレス化!)
新郎新婦もゲストの皆様も。
支払いを気にして数万、数十万の現金を以て結婚式に臨むような煩わしさが無くなって良いことづくめ。
とは言えやはり、会場や式場様の御協力が無いと全面キャッシュレスは難しいのが事実。
業界全体がこの流れに向いていくことが求められているのです。
そして、弊社は先陣切って。
「結婚式の完全キャッシュレス化」を進めていきます!
乞うご期待!
貧困は僕とって必ずしも憎むべきものではなかった。
なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。
(アルベール・カミュ)