【タイムイズマネーの時代に喜ばれるサービス】
昨日はオフィス開設のレセプション。
午後から入れ代わり立ち代わりの千客万来。
大勢様にお越し頂きました。
ファミチキも大量に届きました。(21時に)
今日は新規のお打合せ。
ゴールデンウィークに素敵なスタートを切った“PARTY UP!”Wedding Produceです。
本日は新郎新婦と新郎のお母様とで御来店。
お帰り間際の「今日一日でここまで話が進むと思いませんでした!」 という言葉が印象的でした。
そうなんです。
多くの新郎新婦さんから聞く話の一つに、式場やプロデュース会社のプランナーさんから
「どうしたいですか?」
「調べてきてください。」
「考えてきてください。」
「決まりましたか?」
と毎回問い詰められることがストレスになってしまうという話をよく聞きます。
『そりゃそやろ!』と山田は毎回思います。
何故なら結婚式は誰にとっても初めてのこと。
何から考えれば良いのか。
何を調べれば良いのか。
どこで誰に聞けば良いのか。
分からないまま御相談に来られる方も大勢いらっしゃるはずなんです。
それをさも当たり前のように
「やりたいことがあるんでしょ?ほら言ってごらんなさい。下調べは当然してきたんですよね?」
と高圧的な面接官の如く質問攻めに遭うだけでは不満も溜まりますよね。
残念ながら一般的なプランナーのレベルはこの程度なのが現状。
お客様が先に具体的な理想像を固めていて、あとはそれに沿って構築(プランニング)していくだけの作業なら誰でも出来てしまいます。
敢えて僕が「コーディネーター」「ディレクター」を名乗っているのは、そういった「職業プランナー」とは一線を画したいから。
お客様が「何をやりたいか」を発見する手ほどきも一緒に導き出していくように心がけています。
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サービスの価値には三段階あると言われています。
一つ目は、要望に対し80点の価値で生み出すサービス。
当然、要望通りでないのでお客様には不満が残ります。
二つ目は、要望に対し100点の価値を生み出すサービス。
お客様は理想の価値を受け取れるので満足はしますが、“出来て当たり前”の世界ではあくまでもこれが標準点です。
三つ目が、要望に対し100点+20点の付加価値を付けて提供するサービス。
例えばスピード。例えばクオリティ。
何かしらの付加価値を付けて提供するのが最高レベルだと考えています。
更にその20点の付加価値には二つのリアクションがあります。
一つは、「そうそう!」。
「これが欲しかったの!」と、「自分で分かってはいたけれど言い出せなかった欲求」です。
もう一つは、「何これ!?」。
これは、「自分でも気づいていなかったけれど、私はこれを欲していたんだ」と後になって自己の欲求に気づくパターンです。
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この20点の付加価値に当たるもの。
それが時間やタイミングなどの「見えないものの価値」にあると僕は考えています。
例えば一回に二時間を掛けて5回の打ち合わせを要するプランナーと。
一回の打ち合わせを60分に短縮して3回の打ち合わせで終わらせるプランナーでは、最終的に7時間の差が生まれます。
7時間あれば一日分の仕事や、アルバイトだって一万円の給与を受け取ることが可能です。
この「7時間」は僕にとっては「お客様に与えるロス」でしかないので、如何にして効率よく話を進め、尚且つお二人の深層欲求を引き出すことが出来るかに集中して取り組んでします。
その一つが「シミュレーション」。
少なくともその日の打ち合わせで、どこにどう着地点を見出すか。
その想像をしっかり固めてから、お客様の前に座るようでなければ一流のサービスマンとは言えません。
ましてやそれが「お客様次第」であっては、どれだけ時間を費やしても活路を見出すのは不可能と言っていいでしょう。
プランナーのレベルは知識や経験だけではありません。
新郎新婦の欲求を最大限まで引き出すことが出来るかどうか。
それに費やすお金や時間を最小限に抑えられるかどうか。
いわゆる「人間力」と言われるようなものが必要にもなってきます。
勿論、そのような素晴らしいプランナーと出会えるまでには御自身のリサーチ力や運(御縁)も大切だとは思います。
自分達にとって“しっくりくる”式場やプロデュース会社、プランナーさんを探し回るのもお二人の大切な共同作業ですよね。
全ての新郎新婦さん達が是非、素敵なプランナーさんと巡り合えますように僕も陰ながら祈っています。
愛情には一つの法則しかない。
それは愛する人を幸福にすることだ。
(スタンダール)