【ホンモノの結婚式~生まれた街で花嫁になる】

本物の結婚式って何だろうか?
コロナ禍に見舞われたこの一年間。ずっとそんなことを考えていた。

ようやくその片鱗が。
自分の中で、おぼろげながら形が見えてきたのが昨日の結婚式を終えてから。
今日はちょっとそんな話を(勢いあるがままに)記してみます。

※尚、ここでいう「ホンモノの結婚式」というのは全て私山田大祐個人の見解であり、個人的に抱く「結婚式のあるべき理想の姿」という意味で捉えて頂ければ幸いです。
※Partyup!Wedding produceとしての「理想形」という意味では無く、また現在行われている全ての結婚式の形を否定するわけでもありません。

(これでコンプライアンスオッケー)
(全ての結婚式が一番で最高です。これは間違いなし!)

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4月10日。
我々Partyup!Weddingスタッフ一同は、大阪市内から約二時間半離れた兵庫県宍粟市に降り立った。
今日の御案件は宍粟市で生まれ育った新郎新婦の結婚式。

のどかな山間の町。麗らかな春の日。

雲一つない青空。二人のために咲き誇る山桜。
最高のコンディションが僕らを迎えてくれた。

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当初は「フォトウエディングだけで済ませよう」と仰っていた新郎新婦様も紆余曲折有り、ご家族だけを招いて神前式を挙げることに。

訪れたのは新婦の氏神様でもある御形神社様。
このようなご時世の中、快く挙式を受け入れて下さった宮司様には深く感謝致します。

昨今の情勢も鑑みて、挙式にご参列頂いたのはご両家のご家族のみ17名。

 

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しかし挙式が結びに入る頃。
気付けばいつの間にか、お二人の晴れ姿を見に来られた大勢の人で溢れかえっていた山奥の神社。

幼いころから二人を見守って来た近所の方々。
新郎新婦のご友人や先輩方。
新婦が勤務する保育園の園長先生、諸先生方に加え30人以上の園児や保護者の皆さん。
ご参列頂けなかったご両家ご親族の皆様。

総勢50名以上はいらしただろうか。
続々と神社の境内に集まって来られ、それはまるで町を挙げて「祭り」が行われているかの様相。

 

皆さんからお祝いの品や花束を受け取り、新郎新婦の顔には満開の笑みが咲き誇る。

そこにあったのは、ただ純粋に。
心から二人の門出を祝う真心と祝福に溢れた幸せの景色。

 

 

——
挙式は結びとなり、ご家族と共にお二人の生家へ。
新婦宅へ伺うとそこにもまた、新たに待ち受けるご友人たちの姿が。

 

 

ご自宅ではご先祖様に御挨拶をさせて頂き、ご両親へのご挨拶のセレモニーを。

「この日だけ特別に」介護ホームから一時帰宅された新婦のお祖母様、ご家族やご兄弟にも囲まれて笑顔溢れる”祝言”のような温かいひと時。

 

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その後は新郎のご自宅へもお伺いし、ここでもまた大勢のご家族やゲストがお出迎え。
フィナーレはご両親がサプライズで用意されたケーキに入刀&ファーストバイトのセレモニー。

 

 

 

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大賑わいのうちに二人の結婚式はお被楽喜となりました。

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お二人の生まれた地、育った土地での結婚式。
新郎新婦の両家を代々にわたり見守ってこられた氏神様での神前式。

居合わせた全ての人々は、お二人に心からの祝福を贈る。
そこには義理、付き合いや損得などの余計な感情は一切なく、ただ純粋に二人の門出を祝いたい。
晴れ姿を一目見たいという純粋な気持ちで集まって下さったこと。

またお二人にはお年を召した三人のお祖母様がおり、ご自宅の近くであったので苦もなく参列ご頂けたこと。

ご自宅に於けるご両親へのご挨拶。
常日頃から見守り頂いているご先祖様への御礼と感謝。
これから二人は夫婦になり一生を添い遂げようとしている。
そのための大事な通過儀礼である結婚式の一日。

その全てをお二人が生まれ、育ち、これからも共に暮らしていく愛すべき街で。愛する人々に囲まれて挙げることが出来たこと。

これぞ結婚式のあるべき姿であり、「ホンモノの結婚式」であったと痛感したのです。

まだまだ書き足りないくらいの、それはそれは沢山の奇跡に導かれた一日。
(後日それまでの過程についてもupします)

本来。
ディレクションをお預かりしている僕にとって、最優先すべきミッションは「お二人と自分の描いた通りにコトを進め結びに向かうこと」なのだろう。

そんな中今回は大勢のゲスト、園児の来訪や皆さんが用意して下さったセレモニーによって僕の予想していた方角とはだいぶ異なる方へと進んでいった。

しかしその全てが真心に溢れ、愛に溢れた最高の時間だった。
そのために、僕は自分の準備していった台本を一旦閉じ、その場にいる皆さんに流れを委ねることにしてみたのだ。

結果そこに生まれたのは愛に満ちた奇跡のような瞬間の連続。
本来の結婚式のあるべき姿だった。

メディアによって蜃気楼のように創り上げられ、いつの間にか形骸化し、高額化の一途を辿ってきた結婚式。
それにより多くの人に「高いだけで意味がない」と敬遠されてしまってきた結婚式。
ナシ婚層が50%を超え、コロナによって従来通りの結婚式が改めて見直される今。

今、僕は声を大にしてここに記したいと思う。
ホンモノの結婚式が、今日、間違いなくここにあったことを。

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シンプルでいい。質素でもいい。
豪華で高額なだけが全てじゃない。
ゲストの人数や来賓の肩書なんてクソくらえ。
招く側も行く側も神経をすり減らし、お金やこころを消費するだけの無味乾燥なセレモニーでは無く。

本当に大切なものを。
二人が大事にしたいコトやヒトだけをギュッと凝縮した濃密な一日。

それこそが僕がこの業界に来て「本当にやりたかった結婚式」であり、ホンモノの結婚式だったのだと気付かされたのです。

そしてそんな「ホンモノの結婚式」を多くの新郎新婦やそのご家族に届けることが、これからの僕のミッションであると強く決意したのでした。

———
改めまして新郎新婦のお二人。ご家族ご親族の皆様。
本日は誠におめでとうございました。

皆さんのおかげで僕自身も大きな学びを授かり、気付かせて頂けたことに心から感謝いたします。
今日まで無事にお遣い頂きありがとうございました。

最後に。
こんな感じでその場の勢いに任せ「最高!」を生み出すために。
毎回僕に振り回され、計5時間の移動にも嫌な顔一つせず。

結果2時間押しの15時間ミッションな一日にも喜んで(?)付き合ってくれるスタッフのみんな。
カメラマン、美容スタッフの皆様。
本当にありがとうございます。

これからも無茶やると思いますが、呆れずにどうぞよろしくね。

 

また、皆で最高の景色を創りに行きましょう。

 

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全ての夫婦は新しくなければならぬ。
新しい夫婦は美しくなければならぬ。
新しく美しき夫婦は幸福でなければならぬ。

 

(夏目漱石)

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