今の状況でより一層格差は広がる。この与えられた時間を使い「世の中の為に何が出来るか」「何を学ぶべきか」常に考えている人は既に行動し根を伸ばしている。
与えられるだけの指示待ち人間は会社や政府の指示を待ち、それが無ければサボり不平不満だけをタラタラ述べている。一ヶ月後に結果は出てる
【時間の使い方と自己投資】
休業や自宅待機、リモートワークが増えました。
それによりいまだかつてないほど「個人が試される」機会が増えています。
現在の日本は一億総サラリーマン社会。
小学生の頃から大学生に至るまでの学生時代には何よりも「出席率」が重視され、個々の能力や成果よりも先ず「出席すること」「遅刻しないこと」が求められる価値観を植え付けられて育ちました。
逆に言うと出席さえしていれば、遅刻さえしなければ一定の評価は得られるのが日本の教育システム。
社会人になってからもその傾向は続いて、
「遅刻や欠勤を繰り返す有能な社員」よりも、
「大した成果は上げないが毎日判で押したようにちゃんと出勤してくる誠実な社員」が重宝されるのが日本の企業体質です。
さて。
この価値観がガラリと変わるのが今回のリモートワーク。
「出席すること」でだけ自分の価値を上げてきた人たちは、
「出席してはいけない」今、どのようにその価値を作っていくのでしょうか?
自分で自分の業務を管理し、時間を管理し、成果を粛々と上げる。
徹底した能力主義。一億総セルフマネジメント時代の到来です。
今まで何となく「仕事をしているフリ」「出来ているフリ」「やったフリ」をしていた人たちの能力の無さが白日の下に晒され上げます。
逆に周囲との協調性が無かったり、決して人間関係を構築するのが上手でなかったような人たちが個人プレイによってどんどん成果を上げていくような未来が容易く想像されます。
与えられた時間は有限であり、また全員にその機会は均等です。
皆さんはこの時間に何をしますか?
今まで日々の仕事を右から左へ流すようなルーティンワークだけで凌ぎ、上から降りてくる指示をただひたすら待つだけの仕事(僕はこれを仕事と呼びたくないので作業と呼びますが)をして自分を向上させることから逃げてきた人たちには非常に辛い時代がやってきます。
独立した自己完結システム。
徹底したセルフマネジメント。
個人の向上心が問われる時代。
特にこの一か月。否、恐らく六月末くらいまでは続くであろう三か月間は、如何に自分の得手不得手と向き合えるかが勝負。
この期間に勉強しない人たちはいつもの何倍も怠惰に過ごすし、勉強する人たちは何倍も時間・労力を自己研鑽に費やす。今同じ条件にいる人の間でもどんどん格差が開き、この期間が終わった頃には手遅れな差になる。そして残酷なことに、前者はそれに気づかないし、後者はそれを前者に教えてあげない。
三か月の「自習時間」にひたすら猛勉強し、時間とお金を今までできなかったような自己投資に費やした人の「自粛開け」は、きっと大きく差をつけてスタートできることでしょう。
逆にこの三か月間可能な限りの怠惰を貪り、「叱られないからいいや」「指示が無いからいいや」と過ごした人にとっての三か月後は、「クラスのみんながバッチリやってきた宿題を一人だけ全くやっていない夏休み明け」のごとく窮地に立たされることと思います。
自分に甘い人は徹底的に置いて行かれる時代。
進化のチャンス。今すぐにでも変化をお勧めします。
逆に言えばこれほどの状況下でさえ何も変わらないようなヒトは、もう一生変化する可能性が無いとさえ思っています。
「有事の際は人間の本質が表れる」というのはずっと言い続けてきてるけど、コロナが収束した後もソーシャルディスタンスをとるべき人が徐々に炙り出されて来ましたね。
これだけの状況下で思考や行動を変えられないような人はもう一生変わらないと思っていい。
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医療NPO法人ジャパンハートの吉岡秀人先生がこのように仰っています。
「あらゆることは、時間を投資してできないことはほとんどないから。友達もできる。お金も稼げる。あらゆるものは時間が形を変えたもの。
でも僕らの人生の中で、増やせないものは時間だけやで。だから、この時間をいかに生きるかっていうのがすごい大切なわけ。あっという間やで、あっという間。でも、最も後悔を少なく生きたいと思う。そのためには行動し続けることや。それしかないんだよ。
しかも、自分の心の声に従って行動する。自分の心の声は自分にしかわからへん。他人にはわからへんから。
だから本質的な失敗っていうのは行動しないことをいうんだよね。だから行動することは本当に大切なのよ。」
(出典:「自分が幸せになりたかったら…」無償で途上国の子どもを助ける吉岡秀人医師が「あいのり」で語った時間論)
さて。
個人も企業も、組織もチームも。
この三か月間が勝負。
問われるのはその人間性と生き方。
「どう生きるか」を、今までも常に考えながら生きてきた人には「今やるべきこと」がしっかり見えているはず。
ちなみに僕は誰とも会わず話さず、ひたすらPCに向かい毎日写真とデザインの猛勉強。
四月末の僕は三月の僕に比べて、Photo shop10級→6級くらいまではクラスアップしました。
雇用調整助成金や事業持続化給付金の書類作成や申請の過程を経て、今まで殆ど手つかずだった国の補助金やその用語についても“簡単に人に説明できるくらい”には学んでいます。
自分に何が出来て。何が得意で不得意で。
何をもって世の中の役に立つべきか。
全員がその価値を世の中に問われ、個人が評価される時代はもうすぐそこまでやってきています。
これから先は確実に問われます。
自分が何をしてきたのか。そして何をしてこなかったのかを。
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今日は四月末に予定されていた結婚式を延期されたお客様のもとへお祝いのお花を贈りに。
「二人が本当は結婚式を挙げるはずだった日」を、
本人たち以外世界中の誰もが忘れてしまっても。
僕だけは覚えていてあげようと思うのでした。
過去ばかり振り向いていたのではダメだ。
自分がこれまで何をして、
これまでに誰だったのかを受け止めた上で、
それを捨てればいい。
(スティーブ・ジョブズ)