【神域で御遣いいただく 〜神社婚・教会婚に携わる者として〜】
午前5時。鳥の声だけが響く凛とした静寂。
澄み切った空気の中、私たちは鳥居の前に立ちます。
まず一礼。
そして神域へ足を踏み入れます。
御本殿の前へ進み、深く一拝。
「本日もお使いください。」
「こちらでお仕事をさせていただくことを、何卒お許しください。」
スタッフ全員で祈りを捧げる。
ここから私たちの一日が始まります。
結婚式のプロデュースをしていると、神社婚や教会婚をはじめ、様々な宗教施設でお仕事をさせていただく機会があります。
しかし私たちは、それらを単なる「会場」とは考えていません。
そこは神様がおられる場所であり、多くの人々の祈りが積み重ねられてきた場所だからです。
今日は、私たちが神社婚や教会婚に携わる際に大切にしている想いについてお話ししたいと思います。
■神社や教会は「会場」ではない
私たちは結婚式をプロデュースする仕事をしています。
だからこそ、多くの施設や会場を利用させていただきます。
しかし神社や教会だけは少し意味が違います。
そこは本来、結婚式を行うためだけに存在している場所ではありません。
神社には神様がおられます。
教会には信仰があります。
そこには永い年月をかけて積み重ねられた歴史があり、数えきれない多くの人々の祈りがあります。
初詣に訪れる人。
七五三を祝う家族。
厄除けを願う人。
日々の感謝を伝える人。
教会で祈りを捧げる人。
それぞれの人生の中で、その場所は特別な意味を持っています。
私たちは、その大切な神域や聖域の一部をお借りして仕事をさせていただいているに過ぎません。
だからこそ、「利用する」という感覚ではなく、「使わせていただく」という気持ちを忘れてはいけないと思っています。
■冠婚葬祭と宗教は切り離せない
結婚式や冠婚葬祭に携わる者として、宗教という存在を切り離して考えることはできません。
もちろん、すべての宗教について深く学び尽くさなければならないと言うつもりはありません。
しかし少なくとも、その場所を大切にしている方々がいることを理解し、敬意を払うことは必要だと思うのです。
神様を敬い、日々祈りを捧げている人たち。
その場所を守り続けている神職の方々。
神父様や牧師様。
地域の皆様。
私たちは、その方々が大切にしている場所をお借りして結婚式を行わせていただいています。
美しいから。
格式があるから。
写真映えするから。
それだけではありません。
そこに込められた祈りや歴史に敬意を持つこと。
それが神社婚や教会婚に携わる者としての最低限の礼儀だと考えています。
■感謝は言葉だけではなく形にする
私は神社で結婚式を行わせていただく際には、御神酒や御初穂料をお納めしています。
教会であれば謝礼や奉納品をお渡ししています。
それは利用料ではありません。
場所代でもありません。
私たちが大切にしているのは、その場所を使わせていただくことへの感謝を形にすることです。
神様への感謝。
神域を守る方々への感謝。
そして結婚式に関わってくださるすべての方々への敬意。
我々は決して、自分たちだけの力で結婚式を創っているわけではありません。
その場所があるからこそ。
その歴史があるからこそ。
その場所を守り続けてくださる方々がおられるからこそ。
私たちは新郎新婦様の大切な一日をお手伝いすることができます。
だからこそ感謝は、言葉だけではなく形にしてお伝えしたい。
それが私たちの想いです。
■神域で仕事をするということ
結婚式をさせていただくすべての神域には、神様がおられます。
そしてその神様を敬い、その場所を守り続けておられる方々がいます。
神職の皆様。
神父様や牧師様。
地域の皆様。
日々祈りを捧げる多くの方々。
私たちは、その方々のお力添えによって仕事をさせていただいています。
だからこそ大切なのは、技術や経験の前に敬意を持つこと。
その場所を敬うこと。
そこにおられる方々を敬うこと。
そして神々様への感謝を忘れないこと。
神域で仕事をするとは、単に結婚式を運営することではありません。
祈りの場をお借りすることへの感謝と謙虚さを持ち続けることだと思っています。
■結婚式の最初の一歩
私たちはこれからも、神社や教会をはじめとするすべての神域への敬意を忘れません。
その場所におられる神々様。
日々祈りを捧げ、その場所を守り続けておられる方々。
神職の皆様、神父様や牧師様をはじめ、多くの関係者の皆様。
そのすべてのお力添えがあってこそ、私たちは結婚式という大切な一日をお手伝いすることができます。
結婚式は華やかな一日です。
しかし、その華やかさを支えているのは、長い年月をかけて守られてきた場所と、多くの方々の祈りです。
私たちは結婚式をプロデュースする仕事をしています。
けれどその前に、人々の祈りが積み重ねられた神域で仕事をさせていただく者でありたい。
その場所を敬う心。
そこにおられる方々を敬う心。
そして神々様への感謝。
それこそが、私たちにとって結婚式の最初の一歩なのです。
私たちはこれからもすべての神域、すべての神々様
そしてその場所に仕える多くの方々への敬意を胸に、結婚式という仕事に向き合ってまいります。
そしてこの尊いお役目をこれからも御遣いいただけるよう、日々感謝を忘れず歩んでいくことをお約束いたします。
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