【結婚式を面白くするだけのお仕事①”結婚式、もうやめません?”】

【結婚式を面白くするだけのお仕事①”結婚式、もうやめません?”】

こんなニュースが飛び込んできました。

【結婚式場の3割が赤字、 市場はコロナ前に戻らず 「披露宴」規模の縮小痛手】

”国内で結婚式の専門式場やハウスウェディングなどを経営する「結婚式場」の運営企業を調査した結果、2023年度の損益動向が判明した104社のうち33.3%が「赤字経営」だった。”
”前年度から「減益」となったケースを含めると、全体の約6割で業績が「悪化」した。”
”コロナ禍の打撃から挙式数は回復しているものの、家族や親族のみで行う小規模な披露宴の拡大や、物価高を背景に「ナシ婚」「ジミ婚」などのトレンドも定着し、式場間の競争が激化していることなどが主な要因となった。”
”過去最高だった2018年度(6163億円)に比べると約8割の水準にとどまるなどコロナ禍前の水準には完全に戻りきっていない”

【結婚式場の3割が赤字、 市場はコロナ前に戻らず 「披露宴」規模の縮小痛手】
※引用:Yahooニュース

さもありなんといったところで特に驚きもありません。
簡単にまとめると、1980年代以降のトレンドを幻影の如く引きずり、マーケットと自分たちを騙し続け、
「いつかまた波が来る」と信じ込んで(或いは来ないと分かっているのに)同じ場所から一向に動こうとしなかったウェディング業界のツケ、といったところでしょうか。

さて。皆さんが結婚式に持っているイメージってどんなもんでしょう。

1)高い,豪華
2)堅苦しい,難しい
3)準備が大変,面倒くさい
4)華やか,自己満足
5)憧れ,ウェディングドレス

ざっとこんなところですかね。
検索ワードにサジェストされそうな単語を上から並べてみました。

「憧れ」で「素敵」ではあるけれども、それに伴ってネガティブなイメージが多いのもまた事実。
1980年代以降に形成された「昭和-平成の日本式結婚式」って、たぶんこんな感じなんです。
良いか悪いかは一旦置いておくとして。

でね。もういいんじゃないかなって。
この「昭和型日本結婚式」、そろそろみんな飽きてる頃じゃないかなって思ってるんです実は。

1980年代頃、日本はまだまだ「裕福」とは言い切れない時代がありました。
高度経済成長期を過ぎて物や人に溢れ、カジュアルを身に着けた日本人たち。
とはいえ現在のようにレストランが街に溢れ、誰でもインターネットで着たい服が買えて着られる。
ある程度の水準に於ける”平凡”は手に入れたものの、もっと煌びやかで豪華で贅にまみれた生活を誰もが目指していた時代。

例えばホテルで行われる結婚式。フランス料理のフルコース。
フォークやナイフで食事をするなんて初めてな人たちが、お呼ばれするたびに本を買ってテーブルマナーを学んでいたのがこの時代です。
そう。豪華で煌びやかな食事や世界が憧れだったんです。当時の人々には。

翻って令和の現代。
フルコースのレストランなんて珍しくもありません。
ちょっと頑張れば月に1回くらいならホテルのディナーだって行けちゃいます。
毎日好きな服を着て、メイクアップして街へ出かける。
あの頃の日本人が「憧れていた世界」に令和の今、我々は生きているんです。

結婚式が「非日常」であり、「憧れ」であり、「煌びやかな夢の世界」であった時代はもう終わりました。
昭和の非日常は令和の日常となってしまったのです。

それでも旧時代的な企業が提唱する「日本型結婚式」は1980年代の憧れの影を今も追っています。
非日常がもはや日常であることなど、だれもが分かっているのに。気付かないふりをして。

厳しい言い方をすると、ウェディング業界は今なおあの頃のキラキラした幻影からアップデートできていないのかもしれません。
「一生に一度だから」「予算は300万円」「ご祝儀は三万円」って、この50年間使い古されているワードですからね。

もう、そんな結婚式いい加減やめませんか?

非日常を求めるのならば、もっと非現実的な世界へ。
日常の延長線上に結婚式があるのならば、もっと日常に寄せて気軽に。
これからの結婚式、大きく分けてこのどちらかしか進む道はないのではないかと思っているのです。

(Part2へつづく)

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