【2026年最新!結婚式にまつわるお金の話①物価高騰で結婚式も値上がりしている?】
「結婚式って、今いくらくらいかかるんですか?」
ここ数年この質問に対する答えが少し難しくなりました。
理由は単純です。
結婚式そのものが大きく変わったというより、「結婚式をつくるために必要なもの」の仕入れ価格や人件費が日々変動しているからです。
料理に使う食材。
飲み物。
花。
撮影スタッフ。
司会者。
映像制作。
運送や設営。
一つひとつを見ると「数千円」「数万円」の変化でも、結婚式はたくさんの人とモノが関わるイベントです。
そのため、最終的な見積もりになると、以前よりも「高くなった」と感じやすくなっています。
一方で「すべての結婚式費用が値上がりしているわけではありません。
むしろここ数年あまり大きく変わっていないものもあります。
2026年の結婚式のお金を考えるなら、
「全部高くなった」と考えるのではなく「何が高くなって、何が変わっていないのか」を知る。
これが非常に重要です。
そもそも2026年の日本はどれくらい物価が上がっている?
まず結婚式だけを見る前に、日本全体の物価を見てみましょう。
総務省の2026年5月の全国消費者物価指数では、総合指数が前年同月比1.5%上昇。
生鮮食品を除く総合指数も前年同月比1.4%上昇しています。
つまり「最近なんとなく高くなった気がする」という感覚は気のせいではありません。
ただしここで大切なのは「物価が1.4%上がったから結婚式も全部1.4%上がる」という話ではないこと。
結婚式の場合
- 食材
- 酒類
- 花
- 資材
- 人件費
- 輸送費
- 外注費
- 機材費
など上記のように異なる要因が複雑に絡みます。
そのため商品やサービスによって値上がり幅はかなり違います。
2026年からの結婚式で「値上がりした」と感じやすいもの
大きく分けると
①飲食
②人件費が関わるサービス
③装花
④運搬・設営などの裏方コスト
⑤一部の衣装・美容・資材
あたりです。
順番に見ていきましょう。
1.飲食物関係はやはり影響を受けやすい
結婚式費用の中でも特に物価の影響を受けやすいのが飲食です。
料理には当然
- 肉
- 魚
- 野菜
- 米
- 小麦
- 乳製品
- 調味料
- 果物
など非常に多くの食材が使われます。
さらに
- 酒類
- ソフトドリンク
- コーヒー
- ウェルカムドリンク
などの飲料もあります。
つまり結婚式の料理は「食材価格の集合体」です。
一つの食材が少し上がり、別の食材も少し上がり、さらに人件費も上がる。これが積み重なります。
現在の結婚式では料理・飲物だけでもかなり大きな金額になります。
ゼクシィの掲載データでは<料理・飲物の平均は約106.7万円/料理は1人あたり約1万6900円/飲物は約4500円>です。
例えば50名なら料理+飲物だけで約107万円。
ここが1人あたり1,000円変わるだけでも50名で5万円です。
2,000円変われば10万円。
結婚式は「1人あたり○○円」という価格が多いため、わずかな単価変動でも総額では意外と大きくなります。
2.スタッフフィーは今後も無視できない
もう一つ大きいのが人件費です。これは料理とは少し違います。
食材は買えば終わりですが、人が必要な仕事は「人が働かなければ成立しません」。
例えば
- カメラマン
- ビデオカメラマン
- 映像編集者
- 司会者
- ヘアメイク
- アテンドスタッフ
- 音響スタッフ
- 照明スタッフ
- サービススタッフ
- 設営スタッフ
- 撤去スタッフ
- 配送スタッフ
など。
結婚式は、実はものすごい数の「人力」で成立しています。
カメラマン・映像スタッフ
写真撮影や映像撮影は、単純に「カメラを持ってきて撮影する」だけではありません。
撮影前の打ち合わせ。
機材準備。
当日の拘束時間。
移動。
撮影。
データ整理。
編集。
納品。
映像ならさらに編集作業があります。
つまり1件の結婚式に対して、かなり長い時間が必要な仕事です。
人件費が上がれば、当然その影響を受けます。
特に映像は編集工程があるため、「撮影料金」だけを見て判断すると本当のコストが見えにくい仕事です。
司会者も同じ
司会者も「当日4~5時間話しているだけ」ではありません。
事前の打ち合わせ。
進行確認。
原稿確認。
会場との連携。
当日の拘束。
そして本番。
場合によってはリハーサルまであります。
したがって、司会料も単純な「当日の時間給」ではありません。
人件費が上昇すれば、こうした専門職の料金にも影響します。
3.装花も値上がりしやすい
結婚式で「昔より高くなった」と感じやすいものの代表格が花です。
ただしここは少し複雑。
「花そのものが全部ものすごく高くなった」という単純な話ではありません。
- 生産コスト
- 輸送費
- 資材費
- 人件費
- 冷蔵・保管コスト
- 市場価格
- 季節
- 天候
- 輸入事情
- 為替
などさまざまな要因があります。
さらに結婚式の装花の場合は花を買ってきて置くだけではありません。
花材の仕入れ。
水揚げ。
下処理。
制作。
搬入。
設営。
撤去。
場合によっては器や什器のレンタル。
こうした工程があります。
つまり装花料金には、「花代+花を扱うためのコスト」が含まれています。
「花が高い」の正体は花だけではない
例えば「昔はこのボリュームで5万円だったのに、今は7万円」
というケースがあったとしても、単純に花の価格だけが2万円上がったとは限りません。
花材費だけでなく、
- 制作人件費
- 配送費
- 資材
- 器
- 作業時間
などが積み重なっている可能性があります。
ちなみに2026年の花市場は一方向に値上がりしているわけでもなく、市場では品目や産地によって価格動向が異なります。
2025年度の卸値が前年より下落したとの報道もあります。
ここは「花=必ず値上げ」ではない という点も覚えておきたいところです。
結婚式の装花が高くなっている場合は花材そのものだけでなく、制作・物流・人件費や資材費の高騰が大きく影響しています。
4.「運ぶ・設営する」ことも高くなっている
結婚式は、意外と物流産業です。
例えば
- テーブル
- 椅子
- クロス
- 花
- 食器
- 音響機材
- 照明
- 装飾
- 看板
- ウェルカムアイテム
などを会場へ運びます。
さらに運ぶだけでは終わりません。
搬入。
荷下ろし。
設営。
本番。
撤去。
積み込み。
返却。
この工程があります。
そのため、運送費やスタッフ人件費の上昇も、結婚式全体の価格にじわじわ効いてきます。
5.衣装や美容も「全部同じ価格」とは限らない
ウェディングドレスやタキシードなども、
- 生地
- 輸送
- 為替
- ブランド
- 仕入れ
- メンテナンス
- 人件費
などの影響を受けます。
ただしここは非常に商品差があります。
「結婚式業界全体でドレスが一律○%値上げ」というような単純な話ではありません。
むしろブランド・ショップ・商品によって差が大きい分野であると考えた方がいいでしょう。
※結婚式は本当に多くの“人の力”で成り立っているということがよくわかりますね。勉強になりますね。
※長いのでシリーズ化します。次回は「こんなご時世でも意外と金額が変わっていないもの」のお話。







