【プランナーは“指揮者”であって“操縦士”ではない】

「これはあなたたち二人の結婚式ですからね。」

たまに。ごくまれにあるんです。

こういうセリフを伝えなきゃならない時が。

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「山田さんに全部お任せします」
——この言葉を聞くたびに少し不安になります。

もちろん信頼してもらえるのはうれしい。
でも、我々**プロデューサーは“操縦士”ではなく“指揮者”**なんです。

飛行機のパイロットのように操縦桿を握っているわけじゃない。
むしろ“楽器を奏でるふたり”がいて、その演奏をまとめるのがプランナーの役目。


■「任せる」と「丸投げ」は全然違う

「任せる」とは、相手を信頼して協力し合うこと。
「丸投げ」とは、自分の考えを放棄すること。

このふたつの違いが結婚式の仕上がりを大きく分けます。

プランナーがいくら優秀でも、
新郎新婦の中に“自分たちの物語”が見えないと、演出はただの装飾になってしまう。

たまにいるでしょう。「何食べたい?」って聞くと「なんでもいいよ」っていう人。

こういうとき、主題は「何を食べようか」と二人ですり合わせたりどこのお店が良いかて考えたりすることであって。

そのイチャイチャ馴れ初めがまた楽しかったりして。

で、「なんでもいいよ」っていう人に限って後で”こうしとけば良かった”って文句言ったりするんです。

会議で建設的な意見は発言しないのに終わってから愚痴だけ言うタイプの人ね。

あぁいうのは良くない。特に結婚(式)は二人の共同作業だから、思いも負担も50:50であってほしい。

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■一番美しいのは、ふたりの“音色”

同じスコアでも、演奏する人が変われば音が変わる。
それと同じで、どんなにテンプレートがあっても結婚式は“ふたりの音”が鳴って初めて完成します。

だからこそプランナーは「指揮者」新郎新婦が「演奏者」。
テンポを整えリズムを合わせ、時に休符をつくる。
でも、メロディーを奏でるのは——あくまであなたたち。

だって二人のご家族も両親も、友人の皆さんだって。

山田の唄を聞きに来てるわけじゃないでしょう。聞きたいのは二人の愛の賛歌なんですから。

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■結びに

プランナーは操縦士ではなく「伴奏者」。
“操られる”でも、“支配する”でもなく、
お互いが心地よく息を合わせて作る結婚式がいちばん美しい。

二人の想いも労力も、可能な限りは50:50であってほしい。

その思いを具現化して可視化していくのが我々プロデューサーたちの役目なのです

そしてそんな式をプロデュースできる会場や人が、これからもっと増えますように。

 

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