【結婚式〜カメラマンへの撮影指示書(依頼書)議論にいい加減ケリをつける】

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「カメラマンへの撮影指示書って必要?」


ブライダルの現場では、もう何年も前からこのテーマが議論されている。


「自由に撮ってもらった方が自然でいい」

「プロに任せた方が良い」

「いや、撮りたいカットを明確にしておくべき」──。

どれも正論のようで、どれも一面しか見ていない。

もうええやん。そろそろ終止符を打とう。

というわけで今日はこの“撮影指示書論争”に私なりのケリをつけたいと思います。

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■「あった方が良い」に一票

まず結論から。撮影指示書は“あった方がいい”。

(結論から話せって昔バイトリーダーに教わったし)


ただし「完璧に指示するため」のではなくあくまで「相互理解のため」に。

例えるならこれは“オーナーこだわりの飲食店”でのオーダーに近い。

お客様が来て「何が食べたいのかわかりません。おまかせでお願いします」と言っても、シェフはまず必ず聞くはずです。

「苦手な食材はありますか?」
「今日は重め?あっさりめ?」
「季節のおすすめを入れてもいいですか?」

つまりシェフは“情報がなければ料理ができない”。


それと同じでカメラマンも「お客様の好み」や「撮りたいイメージ」を知らずに、
心から満足してもらえる撮影をするのは不可能であるといっていい。

ただ一つ。

「このカメラマン(料理人)の創るものなら何でもいい!」という熱烈なファンを除いては。

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■「お客様の好みがわからないまま創る」カメラマンはアホ

ちょっと辛口ですがハッキリ言います。

お客様の要望やイメージも聞かずに「任せてもらえれば大丈夫です」なんて言うカメラマンがいたら。
余程の自信家か神様か、ただのアホのいずれか。勘違いも甚だしい。

そんなのは料理人で言えば「お客が何を食べたいか知らなくても俺の味で満足させられる」
と言っているようなものである。

確かに“作り手の感性”は大切。技術に自信を持つことも結構。

でもそれは“お客様の希望”という材料の上で発揮されるべきもの。
食べたいものがまったく違うのに自分の味を押し付けるようでは二流三流。
ただの自己満足でしかないのである。そんな店、あなたなら行きたいと思いますか?

飲食店経営時代を思い出す。

年に300日近く通って下さるお客様がいる。

こういう方は「何も言わずにオーダーが出てくる」

要は店側が”自分の好みを覚えていてくれる”ことに居心地の良さや虚栄心を感じたりする。

それでも、ほぼ毎日会うお客様にだって僕らは「いつも通りでよいですか?」と聞いてきた。

ほぼ毎日同じことを望む人だって、1/300の確率で今日の気分が異なることもある。

毎日会う関係性であっても、我々は必ず念を入れて丁寧に接してきた。毎日120%のサービスを完結させるために。

ましてや”一期一会”であることが殆どなのが結婚式という現場。

何のデータもないのに相手の舌を唸らせられる。そんな神様みたいな職人がこの世に何人いるんですか?

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■「すべてを指定する」お客様も違う

とはいえ逆のパターンもある。


「このポーズ、この角度、この背景で」

「このレンズのボケ味が好きで」

「レタッチはこういう雰囲気で」

「あ、そこの場所からじゃなくて向うからとって下さい。山田さんは邪魔だからどいて」

そこまで細かく指示を詰めてくるお客様。

これも正直違うと思っている。

料理で言えば「調味料の分量から食器の種類まで全部指定する」ようなもの。
それではもう“オーダー”ではなく“自炊”。
そこまで自分で決めたいのなら、カメラマンが信用できないのならば自分でカメラを極めて自分で撮ればいい。

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■理想は“バランスのある注文と相互の尊重”

撮影指示書の本来の役割は“カメラマンを縛る”ためではなく“コミュニケーションの基盤をつくる”ためにあると思います。

お客様は「撮ってほしい瞬間」「好きなトーン」「見せたい関係性」を伝える。
カメラマンはそれを受け取って「どうすればそれが最も美しく映るか」を提案する。

そのやり取りがあって初めて“二人だけの作品”が生まれるのです。

一方通行の「指示」ではなく。
互いを尊重しながら“交換”するバランス。
そこにこそ本当の“撮影の自由”があると私は思います。

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■結婚式はあくまでも「サービス業」である

ここを誤解しているクリエイターも多い。

結婚式は“アート”ではなく“サービス”。

なぜならその向こう側には必ず「新郎新婦」「ご家族」「ゲスト」というクライアントがいるから。

だから僕たちは職人でもアーティストでもなく、
あくまでも「お客様の理想を叶えるサービス提供者」。

“お客様の要望に合わせながら、その理想を超えていく”──
それが本当の意味でのプロの仕事だと思っています。

弊社には「俺の世界観で撮る」タイプの職人気質カメラマンはいません。

お客様は私を信じて希望を伝えてくださる。

それを真剣に受け止め、協議し、具現化していくのがカメラマンや我々ディレクターの仕事。

私たちは常に「お二人の声を聞かせてください」「その想いをどう形にしようか」と
一緒に悩み、一緒に創る。

そういうチームでいたい。


だからこそ私たちは言いたいのです。

どうか聞かせてください。
あなたの声を。


■まとめ:指示書は「信頼の証」

撮影指示書を作ることは、相手を疑うことではなく“信頼して任せるための準備”です。

カメラマンにとっては、お客様の心の温度を知る貴重な資料。
お客様にとっては、自分たちの想いを言葉にする整理の時間。

だから私はこう提案します。


「完璧な指示書はいらない。でも、まったく無いのも違う。」

この世に“おまかせ100%”も“指示100%”もありません。

我々は新郎新婦様やお客様と一緒に「結婚式」という作品を創り上げていく。

ちょうどいい塩梅を探すこと。そしてその期待や想像を超えること。
それが最高の結婚式を生む第一歩です。


必要なのは“紙”ではなく“対話”。
撮影指示書とは、お互いを理解するための最初の会話なのです。

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