【自分の結婚式③】
大好評!シリーズ連載第三回。
山田、自分の結婚式準備を(めちゃくちゃ重い腰上げて)やっております。
連休前から今週の間に招待状の発注。
宛名代書依頼。
そして発送を(やっとこさ仕事の優先順位の200位くらいで)行いました。
挙式日は6月29日に決定。
先日もお知らせした通りに、
挙式は二人が生まれ育った東京都日野市の八坂神社にて。
氏子として普段からお世話になっているのは勿論ですが、
小学校時代の同級生が現在禰宜を務めているので心強いです。
そして今回11-13日の三日間の予定で帰京し氏神様、会食会場との打ち合わせも兼ねてきます。
ここにきて(案の定と言うか)家族から少しずつ御意見が。
・引き出物は用意しないのか
・会費制はいかがなものなのか
などなど。
昭和バブル真っ盛りを生きてきた&10年以上結婚式から遠ざかっている70歳手前の両親には、
「自分もゲストも全員の負担を極力減らす」
というシンプル&スリム化した今回の結婚式はなかなか理解しがたい様子です。
(”会費制結婚式なんて初めて聞いた”のレベル)
事実、引き出物一つとってみても、
・会食会場に依頼しているのはあくまでも会食のみ(飲食のサービスのみ,結婚式場では無い)
・山田夫妻は大阪在住、会場は東京日野市&八王子市(片道580km)
・山田母は車いす生活の為今回も参列が精一杯&家族はそのエスコート
要するに「誰がやんねん」「いつやんねん」の問題が山積するのです。
「自分たちに出来る精一杯」がこれからの時代の結婚式にあるべき姿だと思っているので、
「本来はこうすべき」
「従来はこうだった」
「よそがこうだからうちも」
のような意見は一切山田の耳には入ってこないのです。
———
そういえば。
先日結婚式をやる、やらないで迷っている知人がこんなことをポロッと漏らしました。
「今までに出してきた御祝儀を回収するには、結婚式をやった方がいいんだけどね。」
そうか。未だにこういう考え方をする人がいるのか。
と思って少し衝撃を受けたものです。
そういう意味でいえば、山田家(4人家族&既に墓の下の祖父母)が今までに支払ってきた御祝儀の金額だけで言えば、
(そこそこ繋がりの多い家庭なので)
1回3万円×1人年間3件×6人×30年
としてもざっと1600万円オーバー。
(父や祖父母は3万の御祝儀では済まんと思うけど)
『回収』と言うことを気にするならば、
それなりに豪華な披露宴をぶちかまさないとなりません。
だけど悲しいかな。
時代は昭和バブルを越えて平成も終わり、
既に「令和」。
過去にバブル価格で購入していた有価証券(御祝儀)は既に紙クズと化し。
完全なる不良債権に陥っているのです。
御祝儀制度はすでに崩壊(詳しくはこちらの過去記事参照)し、
これからは
「低予算」「低負担」「会費制」「少人数」
のスリム化された結婚式がスタンダードになっていくことは間違いないのです。
(バブル破裂&リーマンショック前に結婚しとけばよかったと自分を悔やむが良い)
ま。要するに。
僕が今回のことで何を言いたかったかと言えば。
結婚するもしないも自由。
結婚式を挙げるにもそのスタイルは様々。
子どもがいる家庭もそうでない家庭もいる。
価値観多種多様なこの時代。
これから結婚式を挙げる皆さんも、
「今までの回収」
なんてことは一切考えない方が良いよ!ってことです。
その考え方は絶対に自分も周りも不幸にする。
完全なる時代錯誤の発想でしかないのです。
若い時われわれは学び、
年をとってわれわれは理解する。
(エッシェンバッハ)