【仕事は一生を掛けた大恋愛②】

前回の続き。

少しだけ角度の異なる話をします。

 

僕の20代の頃のバイブル。

マンガ「サラリーマン金太郎」の冒頭でこんなシーンがあります。

 

——-

 

金太郎が新入社員として入社し、新人研修を受けている際に役員に向かって「役員会を見学したい」と意見します。

 

「どうして役員会を見学したいのか?」と上司に問われて金太郎はこう返したのです。

 

「私はこれからヤマト建設とかなりの時間をかけて関係していくことになります。

それはひとりの女を選んで人生を共にしていく、そのことと同じくらい重いはずです。

私は会社と恋愛をしたい。」

 

——–

 

その後に、「お互いに恋愛をしていくのだったら隠しっこは無しにしましょう!」と続くのですが。

「会社(仕事)と恋愛をする」という考え方は今も僕の中に根強く残っています。

 

 

弊社でもこれまでに多くの社員、アルバイトと面接をし採用してきました。

僕自身「面接を受ける側」だったのは人生でも3,4回程度しかなく、

「面接をする側」の方が数えきれないくらい遥かに多いのですが。

その際にいつも思うことがあります。

それは「面接は常にタイマン勝負」だと言うこと。

 

 

どちらか一方が相手の成否を決めて審判するようなのが面接ではありません。

面接を行う側は「人」を。

受ける側は「会社」を。

 

それぞれ自分が付き合う相手として、自分が人生の時間を費やして付き合うのに値するか必要か否かを判断するのが面接だと思っています。

 

面接は常に真剣勝負。

勿論良いところを見せるだけではありませんが、「この子は恋愛相手として弊社を認めてくれるだろうか」と言うような、片思いの恋心にも似たような淡い思いを持って臨んでいます。

 

毎回「自分が面接を受ける側の方が遥かに楽だな・・・。」と思うのです。

そしてそれは勤務し継続していく中でも「仕事との恋愛関係」は続いていきます。

 

———–

 

店舗を撤収した現在。

弊社にはプランナーが一人。

あとは僕と社長と経理の70歳コンビ。

 

 

そんな少数の面々ではありますが、「この人たちの人生をどのように彩ってやろうか」ということは日々考えて生きています。

 

それは、

今までに見たことの無い景色だったり。

感じたことの無い歓びだったり。

味わったことの無い幸福を。

是非体験して欲しいと。

 

 

そんな思いを持って全員と、そして会社(仕事)と付き合っています。

 

 

つまり「受動的に上から下へ降りてくる作業をただ淡々とこなすだけ」の仕事 (これを僕は仕事ではなく作業と呼びますが) をしている人にとっては、

「仕事≒恋愛」の構図は絶対に理解できないでしょう。

 

 

会社(恋人)にどんなメリットを与えられるか。

仕事(家族)と共に自分が成長できるか。

社員(パートナー)を幸福にして挙げられるか。

 

ね?

全て言い換えてもしっくりくるのは、

「与えること」を考えている人間からすると仕事と恋愛はほぼ同じ場所に位置しているのです。

 

——–

転じて、前項の「テイカ―」(与えることよりも求める、奪うことを中心に考えている人)の発想は、

 

会社(恋人)は私に何をしてくれるか。

仕事(家族)は自分を成長させてくれるか。

社員(パートナー)は私を幸福にしてくれるだろうか。

 

まぁモテない野郎ですよね。こんな奴。

一緒にいても全然オモロないと思います。

 

こんな奴は仕事からも、会社からも、恋人からもやがて必要とされなくなります。

正に“権利主張主義”“自己中心的”なモテない君。

 

 

僕らは常に仕事も恋愛も全て「ギバー」(与えることを中心に考える人)でありたいと考えて行動しています。

 

 

お客様は勿論のこと。

関係の企業さんや社会、世の中。そして世界に。

“PARTY UP!”Wedding Produce というプロジェクトがどのような未来を創っていけるか。

どのような方法で、関わる人たちの人生を鮮やかに彩っていけるか。

 

これがこれからの僕たちのテーマ。

既にいくつかのプロジェクトは動き始めています。

そして僕たちが出来る範囲で、周囲から求めらることには最大のパフォーマンスで応えていけるように致します。

 

全てのお客様を恋人のように愛し。

全ての関係企業様を家族のように愛し。

そして広く世の中を明るく楽しく元気に!彩っていけるような。

 

 

平成最後の素晴らしきタイミングに、

そんな大それた目標の一歩目を動き出しました。

 

<おわるよ!>

 

 

働きの喜びは、自分でよく考え、

実際に経験することからしか生まれない。
それは教訓からも、

また残念ながら毎日証明されるように、

実例からも決して生まれはしない。

(カール・ヒルティ)

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